Կ
「Վ」とは異なります。 |
この項目では、アルメニア文字のԿについて説明しています。キリル文字のЧについては「Ч」を、グルジア文字のႡについては「ბ」を、グルジア文字のႷについては「ყ」を、グルジア文字のႯについては「ჟ」を、グルジア文字のჃについては「ჳ」をご覧ください。 |
Կ, կ(アルメニア語: կեն、発音は東アルメニア語でken、西アルメニア語でgen)は、アルメニア文字の15番目の文字である。405年ごろにメスロプ・マシュトツによって作成されたと見られる。
使用
古典アルメニア語と東アルメニア語では無声軟口蓋破裂音[k]を表す。西アルメニア語では有声軟口蓋破裂音[g]を表す。記数法では60を表す。東アルメニア語のラテン文字転写では「K」と記す[1]。
東アルメニア語の文法上では動詞の条件法の接頭辞として使われる(ուտել → կուտեմ、կուտերなど)[2]。
書体
符号位置
文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Կ | U+053F | - | Կ Կ | |
կ | U+056F | - | կ կ |
脚注
- ^ 吉村貴之『平成25年度言語研修アルメニア語(東)研修テキスト1 東アルメニア語文法Ⅰ』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2013年、1頁。doi:10.15026/95079。ISBN 9784863371385。 NCID BB17916845。https://hdl.handle.net/10108/95079。2022年1月10日閲覧。
- ^ 吉村貴之『平成25年度言語研修アルメニア語(東)研修テキスト2 東アルメニア語文法Ⅱ』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2013年、4頁。doi:10.15026/95078。ISBN 9784863371392。 NCID BB17916845。https://hdl.handle.net/10108/95078。2022年1月10日閲覧。