キャリバン
![]() | この項目では、シェイクスピアの『テンペスト』に登場する怪物について説明しています。その他の用法については「キャリバン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
![ポータル 文学](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c9/Portal.svg/36px-Portal.svg.png)
ポータル 文学
![ポータル 舞台芸術](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c9/Portal.svg/36px-Portal.svg.png)
ポータル 舞台芸術
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a6/Caliban_%28Twelve_Characters_from_Shakespeare%29_MET_DP828634.jpg/220px-Caliban_%28Twelve_Characters_from_Shakespeare%29_MET_DP828634.jpg)
キャリバン(Caliban)は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『テンペスト』に登場する怪物。戯曲の舞台である島の持主であった魔女シコラクスの息子である。
元ミラノ大公で魔術師である主人公プロスペローは、弟アントーニオーらに権力を奪われて、この島に娘のミランダと共に流れ着く。プロスペローが着く以前にシコラクスは死亡しており、当時のキャリバンは人語も判らぬ怪物であった。また、母の呪文は知ってはいたが使えないようである。後にプロスペローに騙されて、呪文は盗まれ島も奪われ、彼の魔術で逆らうことも出来ずに、舞台の場面では洞窟住まいで下働きをさせられている。
プロスペローを憎み、プロスペローの起こした嵐で後から流れ着いた、仇敵の家臣である道化師トリンキュロー、酒に目のない執事兼料理番のステファノーと出会い、彼らを唆してプロスペローに意趣返しを謀ろうとするが、失敗する。
- 表示
- 編集