キング・クルール (ミュージシャン)

King Krule
2017年、ワルシャワにて
基本情報
出生名 Archy Ivan Marshall
別名
  • Zoo Kid
  • DJ JD Sports
  • Edgar the Beatmaker
  • Edgar the Breathtaker
  • Lankslacks
  • The Return of Pimp Shrimp
生誕 (1994-08-24) 1994年8月24日(30歳)
イングランドの旗 イングランド, ロンドン, サザーク
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 2010年 - 現在
レーベル
共同作業者
  • Jamie Isaac
  • Mount Kimbie
  • Ratking
  • Rejjie Snow
  • Sub Luna City
公式サイト www.kingkrule.co.uk

アーチー・イヴァン・マーシャル英語Archy Ivan Marshall)は、イングランドミュージシャンである。キング・クルールKing Krule)の名で知られる。アーティスト名「King Krule」について、日本語メディアにおいては、「キング・クルール[1]のほか、「キング・クルー[2]、「キング・クルエル[3]など表記ゆれが見られる。

来歴

1994年に南ロンドンの都市サザークに生まれ、高校時代には長年コラボレーターとして活動を共にするジェイミー・アイザックと出会い、「ズー・キッド」の名で2枚のシングルを出す。2011年には、フランスのイエールで開催された音楽フェスティバルにおいて、アーティスト名を現在の「キング・クルール」に変更する[4]。この名前はゲームタイトル『スーパードンキーコング』に登場する同名のキャラクターからとったものと誤解されることもあるが、本人はエルヴィス・プレスリーの映画『キング・クレオール』からとったものと説明している[5]

2012年9月には、BBCによる『Sound of 2013』に選出される[6]

2013年8月、デビューアルバムである『6 Feet Beneath the Moon』を発表。半分以上のトラックは今までのEPに収録されたものであった。このアルバムがアメリカで評価され、同年の『コナン』や『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』への出演を果たす。

2014年2月にはYouTubeに投稿された『"A Lizard State』のミュージック・ビデオが80万再生を突破した。

2015年にはアーチ―・マーシャル名義で『 A New Place 2 Drown』を発表。この作品においては実の兄弟であるジャック・マーシャルと協力し、曲の他にもビジュアル・ブックやドキュメンタリーも付随している。

2017年10月13日、サードアルバム『The Ooz』を発表。このアルバムが非常に高い評価を受け、ピッチフォーク・メディアでは9.0点の高得点を獲得した上 [7]、2017年のベスト・ロック・アルバム、2017年のベスト・アルバムにおいても3位になった[8] [9]

2020年2月21日、キング・クルールは4thアルバム『Man Alive!』をリリース。アルバム発表前には先行シングル「(Don’t Let the Dragon) Draag On」「Alone, Omen 3」「Cellular」の3曲をリリースした[10]

音楽的特徴

パンク・ジャズやフュージョン、トリップ・ホップなど様々なジャンルを包交した音楽性はモリッシーエドウィン・コリンズに高く評価されている。[11]

本人はエルヴィス・プレスリーの他、ジーン・ヴィンセント、ジョセフ・K、J・ディラフェラ・クティアズテック・カメラなどの影響を示唆している。[12][13]また、彼の音楽への目覚めはピクシーズザ・リバティーンズであったと語っている。[13]

ディスコグラフィ

アルバム

  • 2013年 6 Feet Beneath the Moon
  • 2015年 A New Place 2 Drown (Archy Marshall名義)
  • 2017年 The Ooz
  • 2020年 Man Alive!
  • 2023年 Space Heavy

EP

  • 2010年 U.F.O.W.A.V.E. (self-released; as Zoo Kid)
  • 2010年 Out Getting Ribs/Has This Hit 7" – single (House Anxiety Records; as Zoo Kid)
  • 2011年 King Krule EP (True Panther)
  • 2012年 Rock Bottom/Octopus 12" single (Rinse)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ https://rockinon.com/news/detail/168808
  2. ^ https://rockinon.com/news/detail/82359
  3. ^ https://qetic.jp/music/king-krule-130822/103127/
  4. ^ https://tmagazine.blogs.nytimes.com/2011/09/07/timely-king-krule/?mtrref=en.wikipedia.org&gwh=25F4743144C29DB6E2E222CE06D8969B&gwt=pay&assetType=REGIWALL
  5. ^ https://www.nytimes.com/2013/09/15/arts/music/king-krule-on-his-debut-album-6-feet-beneath-the-moon.html
  6. ^ https://www.bbc.co.uk/programmes/profiles/1ny7fRZc6hj1Gmzd09CW5VR/king-krule
  7. ^ https://pitchfork.com/reviews/albums/king-krule-the-ooz/
  8. ^ https://pitchfork.com/features/lists-and-guides/the-20-best-rock-albums-of-2017/?page=2
  9. ^ https://www.albumoftheyear.org/list/881-pitchforks-50-best-albums-of-2017/
  10. ^ “King Krule Announces New Album Man Alive!, Shares Video: Watch” (英語). Pitchfork. 2020年3月6日閲覧。
  11. ^ https://web.archive.org/web/20101023011830/http://sixthformstyle.co.uk/tag/sixth-form-bands/
  12. ^ https://web.archive.org/web/20110227002740/http://houseanxietyrecords.bigcartel.com/product/zoo-kid-out-getting-ribs-has-this-hit-7
  13. ^ a b https://www.theguardian.com/music/2013/aug/24/king-krule-interview

外部リンク

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