ギデオン (映画)

ギデオン
Gideon's Day
アメリカ公開時のポスター(1958)
監督 ジョン・フォード
脚本 T・E・B・クラーク(英語版)
原作 J・J・マリック『ギデオンの一日』
製作 マイケル・モリス
出演者 ジャック・ホーキンス
ダイアン・フォスター(英語版)
シリル・キューザック
アンドリュー・レイ(英語版)
音楽 ダグラス・ガムレイ
撮影 フレディ・ヤング
編集 レイモンド・ポールトン
配給 イギリスの旗アメリカ合衆国の旗 コロンビア ピクチャーズ
日本の旗 インターナショナル・プロモーション(IP)[1]
公開 イギリスの旗 1958年3月21日
アメリカ合衆国の旗 1958年6月22日
日本の旗 1977年11月26日[1]
上映時間 91分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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ギデオン』(Gideon's Day)は、1958年に公開されたイギリスアメリカ合衆国刑事ドラマ犯罪映画J・J・マリック警察小説『ギデオンの一日』の映画化で、監督はジョン・フォードジャック・ホーキンスダイアン・フォスター(英語版)シリル・キューザックが出演した。なお、1977年公開時のチラシには、表紙に『ジョン・フォード/ギデオン』、裏面に『ジョン・フォード ギデオン』と表記されている[2]

J・J・マリックのギデオン警視シリーズの最初の映画化。演じたジャック・ホーキンスはこの2年前に作られた『The Long Arm』でギデオンに似た役を演じている。

あらすじ

物語は、ロンドン警視庁の警視ジョージ・ギデオンのある一日を描いている。

その日は叔父夫婦の訪問を受け、娘のバイオリンのコンサートに行く予定だった。

ところが朝一番に部下のカービィが賄賂を受け取っているというタレコミの電話を受ける。スコットランドヤードに着くと、今度は給料強盗事件に、マンチェスターの少女殺しの猟奇犯がロンドン市内に逃げ込んだという知らせを相次いで受ける。

さっさと仕事を済ませて家に帰りたいギデオンだが、汚職警官が殺され、猟奇犯は次の犯行に及び、なかなか帰れない。

ばらばらの事件に思われた汚職警官殺しと給料強盗事件の点と点が線で繋がり、謎の美女ジョアナの存在が浮かび上がり逮捕に向かう。

事件を解決しようやく家に帰れたのは夜だった。ところが、再び電話が鳴る。ギデオンの一日はまだ続く。

キャスト

  • ジョージ・ギデオン:ジャック・ホーキンス
  • ジョアナ:ダイアン・フォスター(英語版)
  • バーディ・スパロウ:シリル・キューザック
  • サイモン・ファーナビー=グリーン巡査:アンドリュー・レイ(英語版)
  • サリー・ギデオン:アンナ・マッセイ(英語版)
  • ロバート・メイソン:ジェームス・ヘイター(英語版)
  • ポール・デラフィールド:ロナルド・ハワード
  • 警察本部長:ハワード・マリオン=クロフォード(英語版)
  • アーサー・セイヤー:ローレンス・ナイスミス(英語版)
  • カービィ:デレク・ボンド
  • ケイト・ギデオン:アンナ・リー
  • ポンズフォード:ジョン・ローダー(英語版)
  • 判事:マイルス・モールソン(英語版)
  • 検察側弁護人:ジョン・ラ・メザラー;(英語版)(クレジットなし)
  • ドーソン:ロバート・ラグラン(クレジットなし)
  • ゴライトリー巡査部長:マイケル・トラブショウ
  • スモール牧師:ジャック・ワトリング(英語版)
  • フランシス・フィッツヒューバート:フランシス・クラウディ
  • カービィ夫人:グリゼルダ・ハーヴェイ

制作

ロケ地はロンドンとその周辺。室内はハートフォードシャーボーラムウッド(英語版)にあるMGMブリティッシュ撮影所(現在のエルスツリー撮影所)で撮られた。

撮影中、フォードを尊敬していた黒澤明が現場を訪問した。

アンナ・マッセイは本作がデビュー作で当時19歳。

出典

  1. ^ a b ギデオン - KINENOTE
  2. ^ 新宿ビレッジ2のチラシ

外部リンク

ジョン・フォードのフィルモグラフィ
1910年代
1920年代
  • A街の貴公子
  • 二十九号室
  • 西方の勇者
  • 野人の勇
  • The Big Punch
  • 熱血の焔
  • 疾風の如く
  • 吹雪の道
  • 雷電児
  • 百発百中
  • ジャッキー
  • 嘆くな乙女
  • 銀色の翼 (エドウィン・カリューと共同)
  • 村の鍛冶屋
  • The Face on the Bar-Room Floor
  • Three Jumps Ahead
  • 侠骨カービー
  • 意気天に沖す
  • 豪雨の一夜
  • アイアン・ホース
  • オーロラの彼方
  • Lightnin'
  • 香も高きケンタッキー
  • サンキュー
  • 雪辱の大決戦
  • 誉れの一番乗
  • 三悪人
  • Upstream
  • 四人の息子
  • ナポレオンと理髪師
  • 名物三羽烏
  • 黒時計聯隊
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
テレビ
  • Fireside Theater (1949)
  • The Bamboo Cross (1955)
  • Screen Director's Playhouse (1955)
  • Wagon Train (1957-1965)
製作
  • アイアン・ホース (1924)
  • 青鷲 (1926)
  • マザー・マクリー (1928)
  • 血涙の志士 (1928)
  • 赤毛布恋の渦巻 (1928)
  • 最敬礼 (1929)
  • 肉体 (1932)
  • マルコ・ポーロの冒険 (1938)
  • 若き日のキャシディ (1965)
ドキュメンタリー
  • Torpedo Squadron
  • Sex Hygiene (1942)
  • ミッドウェイ海戦 (1942)
  • 真珠湾攻撃 (1943)
  • We Sail at Midnight (1943)
  • This Is Korea! (1951)
  • Korea (1959)
  • Chesty: A Tribute to a Legend (1976)
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