バシリスの娘
『バシリスの娘』(バシリスのむすめ、The Girl is Attracted to Basilis)は、さいとうちほによる日本の漫画作品。
『プチコミック』(小学館)で連載されていた。単行本は全4巻、文庫版全2巻。
あらすじ
翠川子爵邸の馬番の娘・もみじは、誰も乗りこなすことのできない駿馬バシリスを乗りこなしていた。バシリスを駆っていたある日、子爵家の淡(あわ)と再会したもみじはたちまち恋に落ちる。2人の幸せな瞬間はしかし、淡の事故死で終わりを遂げてしまう。
そして、舞台は1997年の現代へ。
もみじの曾孫・和泉朱夏は、彫刻家の卵。いつかバシリスの像を作り上げ、富と名声を得るという野望を抱いていた。
登場人物
- 和泉 朱夏(いずみ しゅか)
- 22歳。もみじ・淡の曾孫。彫刻家の卵。志方に彫刻のことも女としての生き方も学んだ。
- 翠川 流都(みどりかわ りゅうと)
- ホテル・バシリスのオーナー。淡と正妻の孫。体が弱い。
- 志方 恒(しかた こう)
- 38歳。世界的に有名な彫刻家。アルコール依存症。
- 翠川 一馬(みどりかわ かずま)
- 流都の甥。志方を一方的に師と仰ぐ。
- 和泉 日輪(いずみ ひわ)
- もみじ・淡の娘、朱夏の祖母。愛煙家。
- 和泉 灯(いずみ あかり)
- 日輪の娘。朱夏を産んで間もなく亡くなった。
- 藍田 瑠璃(あいだ るり)
- 流都のいとこで婚約者。
- 里見 宗光(さとみ むねみつ)
- 流都の秘書。藍田家のスパイだが、流都のことを第一に考える。
- もみじ
- 翠川子爵邸の馬番の娘。曰わく「馬番ではなく調教師」。
- 翠川 淡(みどりかわ あわ)
- 翠川子爵の甥。父親は外国人らしい。妻子を残して単身やって来た別荘でもみじと再会し、恋に落ちる。
- 翠川 竜介(みどりかわ りゅうすけ)
- 子爵。淡の伯父。
- バシリス
- 1920年、翠川竜介がイタリアで買ってきた駿馬。イギリスで3つのダービーを制した記録を持つ。バシリスとは、ギリシャ語で「王女」という意味。
書誌情報
さいとうちほ 『バシリスの娘』
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連載作品 | 恋人たちの場所 - 青りんご迷宮 - 星を摘むドンナ - ぱら物語 - 天使のTATTOO - 円舞曲は白いドレスで - もう一人のマリオネット - 花冠のマドンナ - 白木蘭円舞曲 - バシリスの娘 - 花音 - 少女革命ウテナ - レディー・マスカレード - ファースト・ガール - アナスタシア倶楽部 - 天使の微笑・悪魔の涙 - バレンシアの熱い花 - 銀の狼 - SとMの世界 - 千一夜の鍵 - ビューティフル - ブロンズの天使 - アイスフォレスト - 子爵ヴァルモン〜危険な関係〜 - とりかえ・ばや - VSルパン - 輝夜伝 |
短編集 | 剣とマドモアゼル - ほのかにパープル - 恋物語 - シャ・ノワールのしっぽ - gigolo |
傑作集 | 目を閉じて愛 - 小羊印のるんぱっぱ - エトワール・ガール - ある日、ナイトに会ったなら - オペラ座でまってて - さらってわたしのナイト - 紫丁香夜想曲 |
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