パルマ大聖堂 (スペイン)

パルマ大聖堂
パルマ大聖堂 (スペイン)の位置(マヨルカ島内)
パルマ大聖堂 (スペイン)
マヨルカ島における位置
基本情報
所在地 スペインの旗 スペインバレアレス諸島州パルマ・デ・マヨルカ
座標 北緯39度34分03秒 東経2度38分53秒 / 北緯39.5675度 東経2.6481度 / 39.5675; 2.6481座標: 北緯39度34分03秒 東経2度38分53秒 / 北緯39.5675度 東経2.6481度 / 39.5675; 2.6481
宗教 ローマ・カトリック
建設
形式 教会
様式 ゴシック建築
着工 1229年
完成 1601年
建築物
正面 北西
横幅 121m
奥行 55m
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パルマ大聖堂スペイン語: Catedral de Santa María de Palma de Mallorca)は、スペインバレアレス諸島州パルマ・デ・マヨルカにあるローマ・カトリック大聖堂。西地中海に浮かぶバレアレス諸島マヨルカ島にある[1]。重要文化財である。ラ・セウカタルーニャ語: La Seu)、パルマデマリョルカ大聖堂[2]マヨルカ大聖堂[1]とも呼ばれる。

歴史

身廊

1229年にアラゴン=カタルーニャ連合王国のハイメ1世がマヨルカ島を征服レコンキスタ)し、1230年に建設が開始されたが、完成したのは1601年のことである。イスラーム教徒の時代のこの地にはモスクが存在したため、エルサレムではなくメッカの方角を向いている[3]

1851年の地震ではファサードが大きく損傷し、修復工事が開始された。修復開始から50年後の1903年には、マヨルカ司教によってカタルーニャ人建築家のアントニ・ガウディが修復計画に招聘された。ガウディの意見の一部は計画に採用され、聖歌隊席・祭壇などの配置変更、壁画・説教台・天蓋のデザインを行ったが、意見の食い違いから1914年には修復計画から手を引いている。

特徴

カタルーニャ・ゴシック様式(英語版)で設計されたが、北ヨーロッパの影響を受けている。全長は121m、全幅は55m、身廊の全高は44mである。ゴシック様式の主要な大聖堂の身廊の高さを比較すると、パリのノートルダム大聖堂が33m、ランスのノートルダム大聖堂が38m、アミアンのノートルダム大聖堂が42m、ボーヴェボーヴェ大聖堂(フランス語版)が48mである。1,236枚のガラスからなる世界有数の規模のステンドグラスがある。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 中島智章『世界で一番美しい天井装飾』エクスナレッジ、2015年、94頁。ISBN 978-4-7678-2002-6。 
  2. ^ “デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年4月7日閲覧。
  3. ^ The Cathedral of Palma de Mallorca (La Seu) Mallorca Spotlight.com

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、パルマ大聖堂に関連するカテゴリがあります。
  • Cathedral of Palma: La Seu Teleweb+
  • Virtual 3D-tour inside a Palma Cathedral
  • Photos & history of Cathedral of Palma (ポーランド語)
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