代数螺旋

曖昧さ回避 アルキメデスの螺旋」はこの項目へ転送されています。アルキメデスが発明した螺旋型のポンプについては「アルキメディアン・スクリュー」をご覧ください。

代数螺旋(だいすうらせん)は、代数的な式によって表される螺旋である。アルキメデスの螺旋、放物螺旋、双曲螺旋、リチュースなどがある。対数螺旋は代数螺旋には含まれない。

アルキメデスの螺旋

アルキメデスの螺旋
詳細は「 (Archimedean spiral」を参照

アルキメデスの螺旋(-らせん Archimedes' spiral)は極座標の方程式 r = a θ {\displaystyle r=a\theta } によって表される曲線で、線同士の間隔が等しい渦巻である。 θ {\displaystyle \theta } が負の場合も含めると、y 軸に対して線対称となる。アルキメデス螺旋とも。

放物螺旋

放物螺旋
詳細は「フェルマー螺旋(英語版)」を参照

放物螺旋(ほうぶつらせん、Parabolic Spiral)は極座標の方程式 r = a θ {\displaystyle r=a{\sqrt {\theta }}} によって表される曲線である。渦は外側にいくほど( θ {\displaystyle \theta } が大きくなるほど)間隔が狭くなっていく。

双曲螺旋

双曲螺旋
詳細は「 (Hyperbolic spiral」を参照

双曲螺旋(そうきょくらせん hyperbolic spiral)は極座標の方程式 r = a θ {\displaystyle r={\frac {a}{\theta }}} によって表される曲線である[1]

パラメータ表示では x = a cos θ θ , y = a sin θ θ {\displaystyle x={\frac {a\cos \theta }{\theta }},y={\frac {a\sin \theta }{\theta }}} と表される。

y = a漸近線に持つ。

θ {\displaystyle \theta } が負の場合も含めると、y 軸に対して線対称となる。

リチュース

リチュース
詳細は「リチュース (数学)(英語版)」を参照

リチュース(Lituus)は r = a θ {\displaystyle r={\frac {a}{\sqrt {\theta }}}} によって表される曲線である[1]

θ {\displaystyle \theta } が大きくなるにつれて、渦を巻いて原点( r = 0 {\displaystyle r=0} )に近づいていく。

関連項目

出典

  1. ^ a b 憲二郎, 三浦、深, 臼杵、惟敏, 關根「アルキメデス螺旋,フェルマー螺旋,リチュース螺旋,および双曲螺旋を含む代数螺旋の提案とその性質」『精密工学会学術講演会講演論文集』2019A第0号、2019年8月20日、679–680頁、doi:10.11522/pscjspe.2019a.0_679。 

外部リンク