円山動物園白クマラーメン

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札幌円山動物園ラーメン【しお味】の外袋
ノースユナイテッド社 公開[1]
札幌円山動物園ラーメン【しょうゆ味】の外袋
ノースユナイテッド社 公開[1]

円山動物園白クマラーメン(まるやまどうぶつえんしろクマラーメン、英語:Maruyama Zoo Shirokuma Solt Noodle)とは、北海道札幌市円山動物園などで販売されるご当地ラーメンインスタントラーメンである。商品名は「札幌円山動物園ラーメン【しお味】」である。「白クマラーメン」、「白クマ塩ラーメン」、又は「円山動物園ラーメン」などとも称される。[1]

白クマラーメンは、食品商品企画のノースユナイテッド社が企画し、即席めん製造の藤原製麺が開発・生産を行い、パッケージデザインはパル・コーポレーションが手がけた円山動物園の公式デザインである。2010年8月3日から販売が開始された[2]。スーパーなどに販路を拡大したことで販売数を伸ばし、2011年にテレビ番組で評価され、また、タレントのマツコ・デラックスが番組内で絶賛し、インスタントラーメン評論家の大山即席斎(そくせきさい)に紹介されるなどして、翌月には売り上げが10倍になるなど[3][4]、月産10万食を販売するようになり、販売開始から3年めの2013年3月の一か月間で約100万食を販売するミリオンセラーを記録した。[5] 藤原製麺は2013年1月に生産ラインの拡大を発表している[6]

製麺は、生麺を48時間かけて乾燥させている。また、麺の製法に特殊な技法を用いおり、ゆでた際にでんぷん質が湯に溶け出す心配が無いという[2]。また、スープの味は白いパッケージのほうは塩味であり、ピンクのパッケージがしょうゆ味である。[7]どちらのパッケージも円山動物園で育ったホッキョクグマ・「ピリカ」の顔をイメージしている[5]。『日経デザイン』2013年5月号によれば、「この大胆かつ簡潔なパッケージが誕生したのは、もともと動物園の土産物として企画したため」と報道している[5]。また、ピンクのパッケージは、2013年にホッキョクグマの「ララ」の双子の出産を記念して企画されたもので[8]、白とピンクで紅白まんじゅうをイメージし、祝いの意味を込めているという[9]

この商品はコーズブランド(寄付付き商品)であり、売り上げの一部(1袋につき3円[8])が円山動物園に寄付される。ノースユナイテッド社は売り上げに応じて寄付し、また、2012年11月には札幌市から「円山動物園の認知向上・運営・発展に貢献した」として感謝状を得た。[4][5]

脚注

  1. ^ a b c 白クマラーメン公式ページ of North united inc ノースユナイテッド社
  2. ^ a b シロクマをモチーフにした「白クマ塩ラーメン」-円山動物園で限定販売 - 札幌経済新聞 2010年8月6日
  3. ^ デラックスなマツコ効果…ラーメン売り上げ十倍(読売新聞) - goo ニュース 2012年1月16日(月)15:17
  4. ^ a b 「しろくま塩ラーメン」、円山動物園への寄付総額500万円超える-市が感謝状 - 札幌経済新聞 2012年11月27日
  5. ^ a b c d シンプルなシロクマの顔に強烈なインパクト(PDF) 日経デザイン5月号(ノースユナイテッド社web内)
  6. ^ 藤原製麺、乾燥麺の生産強化 「しろくまラーメン」好調で 2013/1/30 6:00 情報元 日本経済新聞 電子版
  7. ^ ピンクマラーメン試食会を開催 2012/11/28 North united inc
  8. ^ a b 円山動物園の人気商品「白クマ塩ラーメン」、新たにしょうゆ味を発売…チキンと魚介のエキスでだしを取り、あっさり薄味に 2013年01月31日 北海道新聞
  9. ^ 「しろくまラーメン」にしょうゆ味-円山動物園のシロクマ出産を記念し - 札幌経済新聞 2013年1月30日

外部リンク

  • 白クマラーメン公式ページ of North united inc - 株式会社ノースユナイテッド
  • 札幌円山動物園ラーメン 商品案内 - 藤原製麺株式会社
  • 【ホッキョクグマ(ピリカ)グッズご紹介】 - 株式会社パル・コーポレーション