初瀬街道
初瀬街道(はせかいどう)は奈良県桜井市の初瀬と三重県松阪市の六軒を結ぶ街道。以前は参宮表街道とも呼ばれた[1]。
現在の桜井市、宇陀市、名張市、伊賀市、津市、松阪市を通る。現在は国道165号が初瀬街道と呼ばれることがある。
成り立ち・歴史
古代からの道で壬申の乱の際、大海人皇子(天武天皇)が通った道でもある。大和と伊勢神宮とを結ぶ道路のうち、比較的平地が多い街道としてよく利用されていた[1]。また江戸時代には国文学者である本居宣長も歩いており、その様子は彼の著書である菅笠日記に記されている。
経路
- 桜井市
- 宇陀市
- 萩原 (伊勢本街道との分岐・追分)
- 名張市
- 鹿高 - 名張 - 新田
- 伊賀市
- 阿保 - 伊勢路
- 津市
- 垣内 - 二本木 - 大仰 - 八太
- 松阪市
- 六軒
出典
[脚注の使い方]
- ^ a b 前田和夫「伊勢参宮街道筋の青山峠の対向集落の変貌 -交通変遷による影響-」『人文地理』第14巻第3号、人文地理学会、1962年、309-314頁、doi:10.4200/jjhg1948.14.309。
関連項目
外部リンク
- 初瀬街道 - ウェイバックマシン(2019年1月1日アーカイブ分)
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