小野花子

小野 花子(おの はなこ、1949年10月9日 - )は、秋田県秋田市出身の女性民謡歌手

略歴

秋田県南秋田郡外旭川村神田(現・秋田市)生まれ。成田与治郎に師事し、師のもとで内弟子修行。1968年に19歳で民謡日本一となり注目される。以降、「民謡王国」と形容される秋田県出身の実力派民謡歌手として第一線に立ち活躍し、秋田民謡の歌い手として全国を舞台に活動する。同じ秋田民謡浅野梅若一門に属していないため、基本的に個人で活動しているが、一門と行動を共にすることも多い。NHKのレギュラー民謡番組にも時折出演している。

また、秋田弁の親しみやすいキャラクターで、秋田県の各放送局制作番組に多数出演。現在は秋田放送ラジオ番組「花ちゃんの民謡は日本一」のメインパーソナリティーを務めている。声量豊かな民謡歌手らしい、福々しい容姿にも親しみが持たれている。

2004年24時間テレビの秋田放送の企画で「ABSチャリティー音頭」(作詞・小玉陽子、作曲・梅若梅峯、補作詞・ABSチャリティー音頭プロジェクト)を藤原美幸、浅野江里子とリリース、番組内でも歌われている。

民謡以外では1992年に、結婚する新郎の母の新郎新婦に対するはなむけの心を歌った演歌「贐(はなむけ)」(作詞・高田ひろお、作曲・西條きろく、編曲・鈴木英明)をリリースした。

肩書きを付けて「民謡日本一」小野花子と称されることも多い。

2018年、公益社団法人日本民謡協会より最高栄誉である「民謡名人位」を受ける。(民謡名人位は1969年に創設され、全国で45人目。秋田県出身者としては初代浅野梅若、藤丸東風、斉藤京子、佐々木實、佐々木貞勝に続き6人目)

小野花子のみの音源

タイトル 沢内甚句 南部馬方節  収録曲 沢内甚句 南部馬方節 発売元 ミノルフォンレコード 発売年 1967年

タイトル 東北民謡60選 収録曲 港の唄 秋田節  発売元 コロムビア 発売年 1972年

タイトル 日本テレビ「第一回日本民謡大賞」より秋田船方節 収録曲 秋田船方節 秋田長持唄 発売元 キングレコード 発売年 1978年

タイトル 秋田船方節 港の唄 収録曲 秋田船方節 港の唄 発売元 クラウン 発売年 1979年

タイトル 秋田長持唄 三吉節 収録曲 秋田長持唄 三吉節 発売元 クラウン 発売年 1979年

タイトル 秋田船方節 小野花子秋田民謡をうたう 収録曲 秋田船方節 秋田荷方節 ひでこ節 秋田飴売り節 久保田節 秋田おばこ 本荘追分 秋田追分(前唄 本唄 後唄) お山コ三里 秋田馬子唄 生保内節 秋田長持唄 発売元 キングレコード 発売年 1979年

タイトル 秋田音頭 小野花子秋田民謡をうたう 収録曲 秋田音頭 仙北荷方節 姉こもさ タント節 秋田草刈唄 長者の山 酒屋唄 正調生保内節 秋田節 秋田馬喰節 おこさ節 秋田港の唄(港甚句) 発売元 キングレコード 発売年 1979年

関連項目

外部リンク

  • ABS秋田放送ホームページ - 出演ラジオ番組「花ちゃんの民謡は日本一」を放送
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