平岡市三

平岡 市三（ひらおか いちぞう、1898年（明治31年）12月^[1][2] - 1952年（昭和27年）3月20日^[1][2]）は、昭和期の経済学者、教育者、政治家。参議院議員（2期）、経済学博士。

静岡県出身^[1][2]。1923年（大正12年）日本大学商学部法律学科を卒業した^[1][2]。アメリカに留学し、ワシントン大学、アリゾナ大学で学んだ^[2]。

米国カリフォルニア州カダループ日本人会書記長兼日本語学校長、日本大学専門部教授、同経済学部教授、同大監事、日本女子経済専門学校（現嘉悦大学）校長、日本女子経済短期大学（のち嘉悦大学短期大学部）学長、静岡県田子浦高等学校（現静岡県立吉原工業高等学校）校長、嘉悦学園理事長、平岡政治経済研究所長、公認会計士試験委員などを務めた^[1][2]。

1947年（昭和22年）4月の第1回参議院議員通常選挙で静岡県地方区に自由党公認で出馬して初当選（補欠、任期3年）^[1][2][3]。1950年（昭和25年）6月の第2回通常選挙で再選され^[3]、参議院議員に連続2期在任した^[1][2]。この間、参議院自由党政務調査会長、第2次吉田内閣大蔵政務次官などを務めたが^[1][2]、在任中に日本大学附属病院で死去した^[4][5]。死没日をもって勲四等瑞宝章追贈、正五位に叙される^[6]。

• 講述『工業会計』文運社、1937年。
• 『経済地理学概論』日大堂書店、1942年。
• 『工業原価計算及簿記』邦光堂、1943年。

• 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
• 『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』日外アソシエーツ、2003年。
• 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。

表 話 編 歴 静岡県選挙区選出参議院議員(1947年 - )
第1回 （定数4）	森田豊寿 川上嘉市 3年議員 河井彌八 平岡市三
偶数回 定数2 第2回 平岡市三↓ 河井彌八 石黒忠篤↑ 第4回 松永忠二 鈴木万平 第6回 鈴木万平 栗原祐幸 第8回 山本敬三郎 栗原祐幸↓ 斎藤寿夫↑ 第10回 戸塚進也 青木薪次 第12回 戸塚進也↓ 青木薪次 藤田栄↑ 第14回 青木薪次 木宮和彦 第16回 木宮和彦 青木薪次 第18回 海野徹 山下善彦 第20回 坂本由紀子↓ 藤本祐司 土田博和↑ 第22回 岩井茂樹 藤本祐司 第24回 岩井茂樹↓ 平山佐知子 山﨑真之輔↑ 第26回 若林洋平 平山佐知子 奇数回 定数2 第3回 小林武治 森田豊寿 第5回 太田正孝 小林武治 第7回 小林武治 松永忠二 第9回 川野辺静 松永忠二 第11回 熊谷弘 勝又武一 第13回 竹山裕 小島静馬 第15回 櫻井規順 竹山裕 第17回 鈴木正孝 竹山裕 第19回 竹山裕 榛葉賀津也 第21回 榛葉賀津也 牧野京夫 第23回 牧野京夫 榛葉賀津也 第25回 牧野京夫 榛葉賀津也
↓：途中辞職、失職、在職中死去など、↑：補欠選挙で当選。