東村
この項目では、沖縄県にある村について説明しています。その他の用法については「東村 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
ひがしそん 東村 | |||||
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慶佐次湾のヒルギ林 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 沖縄県 | ||||
郡 | 国頭郡 | ||||
市町村コード | 47303-1 | ||||
法人番号 | 4000020473031 | ||||
面積 | 81.75km2 | ||||
総人口 | 1,583人 [編集] (推計人口、2024年6月1日) | ||||
人口密度 | 19.4人/km2 | ||||
隣接自治体 | 名護市、国頭郡国頭村、大宜味村 | ||||
村の木 | ヒルギ | ||||
村の花 | ツツジ | ||||
村の鳥 | ノグチゲラ | ||||
東村役場 | |||||
村長 | [編集] 當山全伸 | ||||
所在地 | 〒905-1204 沖縄県国頭郡東村字平良804番地 北緯26度38分00秒 東経128度09分25秒 / 北緯26.63339度 東経128.15681度 / 26.63339; 128.15681座標: 北緯26度38分00秒 東経128度09分25秒 / 北緯26.63339度 東経128.15681度 / 26.63339; 128.15681 村役場位置 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
■ ― 市 / ■ ― 町・村 | |||||
地理院地図 Google Bing GeoHack | |||||
ウィキプロジェクト | |||||
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東村(ひがしそん)は、沖縄県の沖縄本島北部に位置し、太平洋に面する村である。
ツツジが村の花とされており、毎年3月にはツツジ祭りが開かれる。山原の自然などで知られ、県内におけるエコツーリズムの草分け的な地域である。2021年7月に国頭村、大宜味村と共に国内5か所目の世界自然遺産に登録された。
地理
沖縄本島北部、国頭郡の東部に位置する。高江、宮城、川田、平良、慶佐次、有銘の6字からなり、役場をはじめとした村の施設は平良に集中している。
北東部には沖縄県最大のダムである福地ダムがある。北部から国頭村南東部にかけては在日米軍の北部訓練場である。
地区
村内の大字は以下のとおり。
- 高江(たかえ)
- 村の北部に位置。高江小学校、新川ダム、米軍北部訓練場があり、国頭村に接している。
- 宮城(みやぎ)
- 高江の西隣に位置。ながはま海岸がある。
- 川田(かわた)
- 村立博物館、東小中学校、東漁港、福地ダムがある。
- 平良(たいら)
- 村の中心地。つつじエコパーク、役場がある。大宜味村に接している。
- 慶佐次(げさし)
- 有銘(あるめ)
- 村の南部に位置。有銘小学校があり、名護市に接している。
隣接している自治体
人口
沖縄本島で最も人口が少ない自治体である[1]。
東村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 東村の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 東村 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
東村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
気候
東 (標高24m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
降水量 mm (inch) | 104.4 (4.11) | 123.5 (4.862) | 154.9 (6.098) | 173.0 (6.811) | 253.9 (9.996) | 318.2 (12.528) | 165.1 (6.5) | 243.5 (9.587) | 232.6 (9.157) | 191.5 (7.539) | 135.8 (5.346) | 112.5 (4.429) | 2,208.8 (86.961) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 12.1 | 11.7 | 12.3 | 11.8 | 12.8 | 13.7 | 10.0 | 12.6 | 13.5 | 10.6 | 9.6 | 11.5 | 142.2 |
出典1:理科年表 | |||||||||||||
出典2:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1981年-現在)[2][3] |
歴史
- 1923年 - 当時の久志村(現在の名護市の一部)から北部6集落(有銘・慶佐次・平良・川田・宮城及び高江)が分村し、東村となる。
- 1974年 - 沖縄県最大のダム福地ダムが完成。
- 1981年 - 未開通だった主要地方道名護国頭線(県道70号線・現在の国頭東線)の東村高江 - 国頭村安波間が開通し、沖縄本島一周道路が完成。
- 1993年 - 名護国頭線(県道70号線)の名護市二見 - 東村平良間と東大宜味線(県道80号線)全線が国道331号に昇格。
- 2016年 - 9月15日、国頭村、大宜味村の一部と共に村域の一部が国内33箇所目の国立公園としてやんばる国立公園に指定。
- 2016年 -12月22日、米軍北部訓練場の一部が返還される。
行政
村長部局に総務財政課、企画観光課、住民課、福祉保健課、建設環境課、農林水産課の6課を置く。また、村長部局の他に議会事務局、教育委員会、選挙管理委員会、農業委員会、監査委員事務局
政府所管法人
国立研究開発法人
- 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)管理本部(藤本・大わし管理部沖縄農場事業場)[4]
- 農研機構種苗管理センター沖縄農場
軍事施設
米軍専用施設
産業
教育
全て公立(村立)である。
交通
路線バス
コミュニティバスの運行に伴い、2018年10月1日に村内を運行していた73番全線と78番の村内区間が廃止されたために、沖縄本島内の市町村で唯一民間の路線バスが運行されていない。
- コミュニティバス - 2017年10月に運行開始。東村内でかつて運行されていた路線バスと類似したルートを平日・土休日別にそれぞれ2路線運行している。運賃無料。いずれも67番(辺土名線:名護バスターミナル - 辺土名間)に接続する。
- 平日
- 平良・源河線:名護市源河入口 - 有銘 - 慶佐次 - 平良 - 東村役場( - 川田 - 宮城 - 高江売店前)※1往復のみ高江売店前まで運行
- 高江・大宜味線:道の駅おおぎみビジターセンター(大宜味村津波) - 白浜入口 - 平良 - 東村役場 - 川田 - 宮城 - 高江売店前
- 土休日
- 高江・源河線:名護市源河入口 - 有銘 - 慶佐次 - 平良 - 東村役場 - 川田 - 宮城 - 高江売店前
- 平良・大宜味線:道の駅おおぎみビジターセンター - 白浜入口 - 平良 - 東村役場
- 平日
- 名護バスターミナル(名護市)より村の中心部の「平良」バス停まで2系統の路線バスが運行していたが、運行本数は限られていた[5]。なお、いずれの系統も琉球バス交通と沖縄バスとの共同運行であった。
- 73番(川田線、名護市 - 大宜味村 - 東村)塩屋経由
- 名護バスターミナル - 名護十字路 - 伊差川 - 真喜屋 - 源河 - 塩屋入口 - 平良 - 川田 - 魚泊 - 高江
- 78番(名護東部線、名護市 - 東村)二見経由
- 名護バスターミナル - 名護十字路 - 世富慶 - 二見入口 - 瀬嵩 - 三原 - 嘉陽 - 天仁屋入口 - 慶佐次 - 平良 - 東村役場前
- 73番(川田線、名護市 - 大宜味村 - 東村)塩屋経由
- かつて、78番は東村役場前終点ではなく塩屋経由で名護に戻る循環路線(名護東部(二見)線)となっていたほか、逆周りの路線(74番、名護東部(平良)線)も運行していた。また、73番は魚泊が終点であったが、2003年3月29日から運行区間が延長された。
- 両系統とも2018年10月1日に廃止(73番は系統廃止、78番は東村内が廃止され区間短縮)された。[6]
主な道路
医療
- 村立診療所
- 東村歯科診療所
名所・観光スポット・祭事・催事
- つつじ祭り(毎年3月)
- 村民の森つつじエコパーク
- 慶佐次湾のヒルギ林(マングローブ)(日本の重要湿地500)
- 福地川海浜公園
- ながはま海岸
- 道の駅サンライズひがし
出身有名人
- 宮里藍(プロゴルファー、長女)
- 宮里聖志(プロゴルファー、長男)東村観光大使
- 宮里優作(プロゴルファー、次男)
- 吉本久也(元重量挙げオリンピック選手)
- 島袋正雄(国の重要無形文化財「琉球古典音楽」の保持者(人間国宝)
- 城間竜太(民謡歌手、三線奏者)
- 大畑彩香(民謡歌手、歌手)
脚注・出典
[脚注の使い方]
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、東村に関連するカテゴリがあります。
- 公式ウェブサイト
- 東村に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ