植本一子

植本一子
生誕 (1984-06-04) 1984年6月4日(40歳)
出身地 日本の旗 日本
職業 写真家
活動期間 2003年 -
公式サイト 天然スタジオ

植本 一子(うえもと いちこ、1984年6月4日 - )は、日本写真家エッセイスト

人物

広島県出身。2003年に第12回写真新世紀キヤノン主催の公募新人賞)で荒木経惟氏より優秀賞を受賞[1]。 写真家としてのキャリアをスタートさせる。2005年日本写真芸術専門学校卒業[2][3]

広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活躍中。「現代短歌」表紙写真(2018年~)などを担当。

2013年より下北沢自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。

夫は2018年に逝去したヒップホップミュージシャンのECD(石田義則)。夫との間には2人の女児をもうけている。

写真家としての活動のほかに、家族の日常を綴ったエッセイを発表しており、著書に『働けECD~わたしの育児混沌記~』(ミュージック・マガジン)、『かなわない』(タバブックス)、『家族最後の日』(太田出版)、『降伏の記録』(河出書房新社)などがある。

文筆・出版

写真集

  • 『うれしい生活』河出書房新社、2019年。ISBN 978-4-309-25648-1
  • 『わたしたちのかたち』自主制作版、2021年[4]

著書

  • 『働けECD:わたしの育児混沌記』ミュージック・マガジン、2011年。 ISBN 978-4-943959-29-8
    • 『家族最初の日』(『働けECD』に大幅加筆し、改題文庫化)筑摩書房ちくま文庫〉、2019年。ISBN 978-4-480-43627-6
  • 『かなわない』自主制作版、2014年。
    • 『かなわない』タバブックス、2016年。ISBN 978-4-907053-12-3
  • 『家族最後の日』太田出版、2017年。 ISBN 978-4-7783-1555-9
  • 『降伏の記録』河出書房新社、2017年。 ISBN 978-4-309-02620-6
  • 『フェルメール』ブルーシープ/ナナロク社共同出版、2018年。ISBN 978-4-904292-83-9
  • 『台風一過』河出書房新社、2019年。ISBN 978-4-309-02799-9
  • 『個人的な三月:コロナジャーナル』自主制作版、2020年。
  • 『個人的な三ヶ月:にぎやかな季節』自主制作版、2021年5月[5]
  • 『ある日突然、目が覚めて』自主制作版、2021年10月[6]
  • 『愛は時間がかかる』筑摩書房、2023年4月。ISBN 978-4-480-81572-9
  • 『こころはひとりぼっち』自主制作版、2023年12月[7]

共著

  • (ECD)『ホームシック:生活(2~3人分)』フィルムアート社、2009年。ISBN 978-4-8459-0937-7/筑摩書房ちくま文庫、2017年。 ISBN 978-4-480-43472-2
  • 円城塔王谷晶マヒトゥ・ザ・ピーポーほか)『コロナ禍日記』タバブックス、2020年。ISBN 978-4-907053-45-1
  • 滝口悠生)『往復書簡:ひとりになること 花をおくるよ』自主制作版、2022年[8]
    • (滝口悠生)『さびしさについて』(上記の往復書簡を増補改題して文庫化)ちくま文庫、2024年。ISBN 978-4-480-43939-0
  • 金川晋吾・滝口悠生)『三人の日記:集合、解散!』自主制作版、2023年4月。
  • (碇雪恵・柏木ゆか)『われわれの雰囲気』自主制作版、2023年5月。

雑誌掲載

  • 「2/3を選ぶ人生」(東村アキコとの対談) - 『FRaU プレミアム増刊』2016年10月号
  • 「2/3を選ぶ人生」(東村アキコとの対談) - 『FRaU』2016年10月号
  • 「時空を超えてつながるために」(小林エリカとの対談) - 『すばる』2017年4月号
  • 「24時間365日」 - 『文藝』2017年5月号 - 2019年2月号(連載)
  • 「我が、お金のルール。」 - 『BRUTUS』2017年6月1日号
  • 「あの人の大事なもの。」 - 『an・an』2019年3月6日号
  • 「平穏を求め、破滅に安らぐ」(金原ひとみとの対談) - 『すばる』2019年7月号
  • 「「かなわない」その後」 - 『新潮』2019年9月号
  • 「地方のこども 東京のこども」(伊藤菜衣子との対談) - 『TURNS』2019年10月号

脚注

  1. ^ "受賞実績."日本写真芸術専門学校公式サイト. 2024年5月27日閲覧。
  2. ^ 本校卒業生 植本一子 先生と村越としや 先生の特別講義を聴講しませんか?
  3. ^ "卒業生植本一子さん「あの日のことおぼえてる?」開催中."日本写真芸術専門学校「ニュース一覧」(2022年6月10日付). 2024年5月27日閲覧。
  4. ^ "書誌情報."国立国会図書館サーチ. 2024年5月27日閲覧。
  5. ^ "書誌情報."国立国会図書館サーチ. 2024年5月27日閲覧。
  6. ^ "書誌情報."国立国会図書館サーチ. 2024年5月27日閲覧。
  7. ^ "書誌情報."国立国会図書館サーチ. 2024年5月27日閲覧。
  8. ^ "書誌情報."国立国会図書館サーチ. 2024年5月27日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 植本一子 (@dj_anzan) - X(旧Twitter)
  • 植本一子 (@ichikouemoto) - Instagram
  • 天然スタジオ
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
国立図書館
  • ドイツ
  • 日本