直島バス
直島バス(なおしまバス)は、かつて香川県香川郡直島町に存在したバス事業者。小豆島バス株式会社によって設立された。直島内で乗合バスを運行していたが、2002年(平成14年)にバス事業を廃止。路線は直島町が運行するコミュニティバス「直島町営バス」(愛称「すなおくん号」)に引き継がれた。
会社としては、直島タクシー株式会社(なおしまタクシー)として存続し、直島町842番地に本社を置く[1]。
沿革
- 1956年(昭和31年): 小豆島バスにより、直島自動車株式会社を設立。
- 2002年(平成14年)6月30日:バス事業を廃止。
- 2002年(平成14年)7月1日:直島町営バス「すなおくん号」が廃止代替バスとして運行開始。
路線
直島は瀬戸内海の直島諸島の島で、面積も狭く、現在は人口も少ないが、三菱マテリアル直島銅製錬所があり、かつてはその従業員も多かった。島内にはこれといった観光地はなかったため、利用者のほとんどが島民で[2]、特に幼稚園送迎は重要な役割であった[2]。
1988年当時
- 積浦 - 本村港 - 役場前 - 東宮ノ浦 - 宮ノ浦港 - 東宮ノ浦 - 鷲ノ松 - 三菱金属正門前[2]
2002年の廃止当時
- 本村 - 宮之浦港 - 三菱正門前
- 本村 - 積浦 - つつじ荘
車両
バスの塗色は、アイボリーホワイトをベースにダークグリーン帯が入るツートンカラーであった[2]。
1988年時点では、日野・レインボーRJが2台(1982年式のK-RJ172AA、1988年式のP-RJ172BA)在籍していた[2]。
直島バスの車両(日野・レインボーRJ、KC-RJ1JJCA)は、直島町営バスの予備車として町へ譲渡された。塗装等は直島バス当時のまま転用され、主に、多客時の積み残し対応臨時便や幼稚園送迎、葬儀の送迎(参列者を火葬場まで送迎)などに充当されている。
脚注
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参考文献
- 『バス・ジャパン』10号、バス・ジャパン刊行会、1988年10月1日発行。ISBN 4-7952-7765-6
関連項目
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