礫器
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/de/Pierre_taill%C3%A9e_Melka_Kunture_%C3%89thiopie_fond.jpg/280px-Pierre_taill%C3%A9e_Melka_Kunture_%C3%89thiopie_fond.jpg)
礫器(䃯器、れっき、れきき)とは、大きめの礫、円礫や角礫を素材にしてつくった石器。前期旧石器時代の自然石を打ち欠いただけの原初的な石器で、原人段階からの使用が確認されている。オルドヴァイ文化の中で初めて出現する。剥片をはぎとったあとの中心部(石核)を用いた。打ち欠いて片側に刃を作ったのがチョッパー、両面を交互に打ち欠きジグザグの刃をつけたものがチョピング・トゥールとよばれる[1]。
剥片を石器製作に利用する(剥片石器を製作する)段階の後期旧石器時代の石核石器とは区別する。万能品として用いた。
脚注
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