神戸タワー
この項目では、1968年まで湊川公園に建っていたタワーについて説明しています。神戸港に建っているタワーについては「神戸ポートタワー」を、その他の用法については「神戸タワー (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
神戸タワー | |
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情報 | |
旧名称 | 新開地タワー |
用途 | 展望塔、広告塔 |
状態 | 解体済 |
高さ | 90m |
竣工 | 1924年 |
解体 | 1968年 |
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神戸タワー(こうべタワー)は、兵庫県神戸市兵庫区の湊川公園にかつて存在した日本の展望塔。湊川公園タワーとも言う[1]。大正時代の建設当初は新開地タワーと呼ばれていた[2]。東洋一の高さで、浅草の凌雲閣、大阪の通天閣とならんで、日本の三大望楼とも称された[2]。1957年(昭和32年)2月5日まで神戸電鉄が保有していた[3]。
概要
1924年(大正13年)、湊川公園内に建設された。三連アーチのバルコニーのあるビルディングを、高さ90メートル(標高100メートル)のオベリスク風の高塔が貫いている。頂部は階段状ピラミッドのようにデザインされ、塔の側面には窓を挟んで垂直に2本の帯状の意匠が施された。観覧料は大人10銭、子ども5銭。東洋一をうたい、晴れた日には紀淡海峡まで望むことができた[1][2]。
のちに広告塔となり、「ハープ洗濯石鹸」、「ベルベット石鹸」などの巨大広告が四面を飾るようになる[1][2]。1934年(昭和9年)には、2万円をかけて「特急大阪行阪神電車」のネオンサインが設置された[1][2]。戦前から戦後には「ビオフェルミン」の広告が掲げられていた[2]。
1951年(昭和26年)から1956年(昭和32年)まで神戸電鉄グループが保有していた[3]。
1968年(昭和43年)に、建材の劣化による倒壊の恐れから、神戸市によって解体された。跡地には、神戸タワーを模した高さ8メートルのカリヨン時計塔が建っている[2]。
ギャラリー
- ハープ洗濯石鹸の広告が設置された神戸タワー
- 阪神電車のネオンサインが設置された神戸タワー
- カリヨン時計塔
出典
[脚注の使い方]
- ^ a b c d 橋爪紳也 2012, p. 33-35.
- ^ a b c d e f g 神戸市立中央図書館 2011.
- ^ a b 『神戸電鉄五十年のあゆみ』神戸電気鉄道、1976年。
参考文献
- 橋爪紳也『ニッポンの塔』河出書房新社、2012年。ISBN 9784309624433。
- 神戸市立中央図書館 (2010年11月11日). “KOBEの本棚 第60号 ‐神戸ふるさと文庫だより‐”. 2015年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月24日閲覧。
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座標: 北緯34度40分44秒 東経135度10分3秒 / 北緯34.67889度 東経135.16750度 / 34.67889; 135.16750