穴記

穴記(あなき)は令集解の四大注釈書の一つで私的注釈書。作者は穴太内人と推定されている[1][2]

延暦15年に置かれて同24年に廃止された造宮職および刪定令の名が見えることから、延暦・弘仁の間に成ったと推定される[3]

脚注・参考文献

脚注

  1. ^ 佐藤 1900, p. 47.
  2. ^ 瀧川 1982, p. 12, 序並びに解説.
  3. ^ 瀧川 1982, p. 11, 令集解 解題.

参考文献

  • 佐藤誠実「律令考(承前)」『國學院雜誌』第6巻第1号、1900年、40 - 51頁、doi:10.11501/3364704。 
  • 瀧川政次郎『令集解釈義』国書刊行会、1982年。https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/11933336/1/15 

関連文献

  • 斎川眞「律令注釈書研究の現状と問題点」『早稲田法学』第63巻第2号、早稲田大学法学会、1988年4月、85-156頁、hdl:2065/2132ISSN 0389-0546。