落盤

落盤(らくばん、落磐[1])とは、坑道や地下構造物の天井、側壁や切羽が崩壊すること。

概要

落盤の原因は、支保工の施工性の問題、構造の老朽化、地質の脆弱性に起因するもの、ガス爆発などさまざま。坑道内で掘削中や構造物建設の最中に発生した場合、発生した土砂により多くの作業員等が下敷きとなる。さらに坑道が海底下にある場合には、落盤と同時に海水が流入(宇部炭鉱など)、地表に近い場合には潅漑用水が流入して作業員が溺死するケースもある[2]など、深刻な労働災害を惹起する。

落盤という言葉を使う場所

事例

脚注

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  1. ^ 精選版 日本国語大辞典『落盤・落磐』 - コトバンク
  2. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、97頁。ISBN 9784816922749。 

参考文献

  • 田中正男「総説 落盤事故とその防止対策」『安全工学』第6巻第2号、安全工学会、1967年、115-124頁、doi:10.18943/safety.6.2_115、ISSN 0570-4480。 

関連項目

外部リンク

  • 日本大百科全書(ニッポニカ)『落盤』 - コトバンク
  • 布施 光男さん [証言記録 市民たちの戦争]ヤマの戦争 強いられた増産 ~福岡県・筑豊炭田~ [3]「落盤事故」|証言|NHK 戦争証言アーカイブス
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掘削機械
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Category:トンネル
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