高草山
高草山 | |
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標高 | 500.98[1] m |
所在地 | 日本 静岡県焼津市・藤枝市 |
位置 | 北緯34度54分20秒 東経138度19分01秒 / 北緯34.90556度 東経138.31694度 / 34.90556; 138.31694座標: 北緯34度54分20秒 東経138度19分01秒 / 北緯34.90556度 東経138.31694度 / 34.90556; 138.31694[1] |
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プロジェクト 山 | |
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高草山(たかくさやま)は、静岡県焼津市と藤枝市との境界にある標高501mの山である。
概要
山頂は駿河湾沿岸から3km程と海に近い。一帯は山塊をなしており、静岡平野と志太平野を分断している。東側は海まで山塊が続いており、その端は大崩海岸の絶景となっている。山頂の東側には、幅300mほどの間に、東海道線や東海道新幹線、東名高速道路が通る、日本の東西交通の要所となっている地点がある(日本坂トンネル・石部トンネル)。西側は瀬戸川水系上流域の山塊、そのさらに北西側の大井川上流域・赤石山脈(南アルプス)とつながっている。
高草山山塊はおもにアルカリ玄武岩の枕状熔岩から成り、かつて四国海盆に生まれ、その後本州に付加した海山だと考えられている[2][3]。
市境が入り組んでおり、全体的に見るとこの山の南側が焼津市、北側が静岡市であるのだが、山頂の北側付近に藤枝市(岡部)が張り出してきている形になっている[4]。焼津市の市境はそのさらに北側で張り出しており、焼津市の北端は高草山山頂から北に2km程の満観峰の頂上である。
最高部は緩やかながら双耳峰となっており、二等三角点(点名「高草山」、標高500.98[5][1])が西峰に設置されている。どちらにも無線関係の塔があり、東峰の無線中継所は大きく、特に焼津市内からこの山のランドマークとして市民には認識されていた。(2020年3月に解体、撤去) 山頂付近には他に塔がもう一本、神社(高草山権現)、慰霊碑などがある。近年はクリスマスに山腹の公園にて、焼津市内の広くから見える大きなイルミネーションが飾られる。
約1300種の植物が自生している。春に咲く絶滅危惧種のキスミレ[6]の数は年々減少しているようだが、地元の人の手厚い保護によって咲き続けている。山腹の一部は茶畑として利用されている[6]。
登山・ハイキング
登山道が開設されていて、駿河湾や伊豆半島、志太平野、富士山を望める場所がいくつかある[6]。東海自然歩道の静岡県が指定しているバイパスコースが付近を通っている[7]。周辺の幼稚園や小学校の遠足にもよく利用され、中腹付近に位置する笛吹段公園では焼津市街が見渡せる他、登山やハイキングの休憩処にもなっている。静岡百山研究会により『静岡の百山』のひとつに選定されている[8]。
脚注
- ^ a b c “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2016年3月2日閲覧。
- ^ Twitter - 静岡大学 小山真人、2019年8月閲覧
- ^ 地質図Navi - 産業技術総合研究所 地質総合センター、2019年9月閲覧
- ^ これは、山頂から東西に伸びる尾根による分水界と、その水系の関係による。山頂北側斜面は岡部川水系(廻沢)であるため、静岡市ではなく岡部になるのである。
- ^ 基準点の標高は、2014年3月13日の標高改算値。
- ^ a b c 与呉(2010)、28-29頁
- ^ 東海自然歩道(満観峰コース)
- ^ 静岡百山研究会(1991)
参考文献
- 静岡百山研究会 編『静岡の百山』明文出版社、1991年11月。ISBN 4943976174。
- 与呉日出夫『改訂新版 名古屋周辺の山』山と溪谷社、2010年7月。ISBN 9784635180177。
関連項目
外部リンク
- 高草山 - 焼津市観光協会
- 高草山コース - 藤枝市観光協会(archive版)
- 地理院地図(電子国土Web)・「高草山」 国土地理院
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