2,4-ジクロロフェノール

2,4-ジクロロフェノール
2,4-Dichlorophenol
識別情報
CAS登録番号 120-83-2 チェック
PubChem 8449
ChemSpider 8140 チェック
UNII R669TG1950 チェック
EC番号 204-429-6
国連/北米番号 2020
KEGG C02625 チェック
ChEBI
  • CHEBI:16738 チェック
ChEMBL CHEMBL1143 チェック
RTECS番号 SK8575000
バイルシュタイン 742467
Gmelin参照 261170
  • Clc1cc(Cl)c(O)cc1
  • InChI=1S/C6H4Cl2O/c7-4-1-2-6(9)5(8)3-4/h1-3,9H チェック
    Key: HFZWRUODUSTPEG-UHFFFAOYSA-N チェック
  • InChI=1/C6H4Cl2O/c7-4-1-2-6(9)5(8)3-4/h1-3,9H
    Key: HFZWRUODUSTPEG-UHFFFAOYAU
特性
化学式 C6H4Cl2O
モル質量 163 g mol−1
外観 白色の固体
匂い フェノール臭
密度 1.38 g/cm3
融点

43.2 °C, 316 K, 110 °F [1]

沸点

210 °C, 483 K, 410 °F [1]

への溶解度 50 g/L
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −226.4 kJ·mol−1 (s)
−156.3 kJ·mol−1 (gas)
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
GHSピクトグラム 腐食性物質急性毒性(高毒性)急性毒性(低毒性)水生環境への有害性
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H302, H311, H314, H411
Pフレーズ P260, P264, P270, P273, P280, P301+312, P301+330+331, P302+352, P303+361+353, P304+340, P305+351+338, P310, P312, P321
NFPA 704
1
0
0
引火点 114 °C (237 °F; 387 K) [2]
半数致死量 LD50 47.0 mg/kg (ラット、経口)
790.0 mg/kg (哺乳類における経皮曝露)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

2,4-ジクロロフェノール(2,4-dichlorophenol)は、フェノール化合物で、フェノールの水素原子のうち2つが塩素原子によって置換されたものである。ほかにも塩素原子が置換する位置によって、異性体を持つ。水に溶けにくいが、水酸化ナトリウム水溶液には溶ける。プールの水か、うがい薬のような強い刺激臭を持ち、粉末を容器に入れておくと、一晩で固まる。また、放置すると針状の結晶が上へ上へと伸びていく。2,4-ジクロロフェノールはやや昇華性があるためである。この物質は、有害性があり、皮膚につくと、水ぶくれになって痛む。ただし、劇物には指定されていない。 め クロロ酢酸とともに2,4-ジクロロフェノキシ酢酸の原料となる。

出典

  1. ^ a b Haynes, p. 3.166
  2. ^ Haynes, p. 16.20
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