N-アセチルムラミン酸

N-アセチルムラミン酸
識別情報
CAS登録番号 10597-89-4 チェック
PubChem 5462244
ChemSpider 4575341
  • O=C(O)[C@H](O[C@H]1[C@H](O)[C@H](OC(O)[C@@H]1NC(=O)C)CO)C
  • InChI=1S/C11H19NO8/c1-4(10(16)17)19-9-7(12-5(2)14)11(18)20-6(3-13)8(9)15/h4,6-9,11,13,15,18H,3H2,1-2H3,(H,12,14)(H,16,17)/t4-,6-,7-,8-,9-,11?/m1/s1
    Key: MNLRQHMNZILYPY-MKFCKLDKSA-N
  • InChI=1/C11H19NO8/c1-4(10(16)17)19-9-7(12-5(2)14)11(18)20-6(3-13)8(9)15/h4,6-9,11,13,15,18H,3H2,1-2H3,(H,12,14)(H,16,17)/t4-,6-,7-,8-,9-,11?/m1/s1
    Key: MNLRQHMNZILYPY-MKFCKLDKBR
特性
化学式 C11H19NO8
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

N-アセチルムラミン酸N-Acetylmuramic acid、MurNAc、NAM)は、N-アセチルグルコサミンから誘導された単糖である。

存在

この物質は、細菌細胞壁生体高分子の一部で、N-アセチルグルコサミンとN-アセチルムラミン酸の交互ユニットで作られており、N-アセチルムラミン酸の乳酸残基でオリゴペプチドとクロスリンクする。この層をなしている構造はペプチドグリカンと呼ばれる。

画像

グリカン鎖。左がN-アセチルグルコサミン。右がN-アセチルムラミン酸。N-アセチルムラミン酸の乳酸残基にオリゴペプチド(テトラペプチド)が結合している。
ペプチドグリカンの構造

関連項目


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