オールド・ファッションド
この項目では、カクテルの「オールド・ファッションド」について説明しています。パニック!アット・ザ・ディスコの曲の「オールド・ファッションド」については「プレイ・フォー・ザ・ウィキッド」をご覧ください。 |
「オールド・ファッション」とは異なります。 |
オールド・ファッションド | |
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基本情報 | |
種別 | ロングドリンク[1] |
作成技法 | ビルド |
色 | 琥珀色透明 |
グラス | オールド・ファッションド・グラス |
アルコール度数 | |
度数 | 32度[1][2] 〜 40度[3] |
国際バーテンダー協会のレシピ | |
ベース | バーボン・ウイスキーまたはライ・ウイスキー |
装飾材料 | スライスオレンジまたはオレンジゼスト、マラスキーノ・チェリー |
材料 | バーボン・ウイスキーまたはライ・ウイスキー …… 45ml |
角砂糖 …… 1個 | |
アンゴスチュラ・ビターズ …… 数dashes | |
水 …… 数dashes | |
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オールド・ファッションド(英: Old Fashioned)は、バーボン・ウイスキーまたはライ・ウイスキーを用いたカクテルの名。
由来
アメリカで作られたとされるカクテル。ウィンストン・チャーチルの母が作ったという説と、1800年代にケンタッキーダービーが行われるチャーチルダウンズ競馬場のバーテンダーが作ったという説がある。
このカクテルやミント・ジュレップを作るときに使うオールド・ファッションド・グラスは、毎年ケンタッキーダービーが行われる際に観客に配られ、それを集めているコレクターがいる。
レシピの例
国際バーテンダー協会によるレシピを以下に挙げる[4]。
- 材料
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- バーボン・ウイスキーまたはライ・ウイスキー - 45ml
- 角砂糖 - 1個
- アンゴスチュラ・ビターズ - 数dashes
- 水 - 数dashes
- 作り方
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- オールド・ファッションド・グラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラ・ビターズを浸み込ませる。
- グラスに水を加え、角砂糖が溶けるまで混ぜる。
- グラスを角氷で満たし、ウイスキーを注いで静かに混ぜる。
- スライスオレンジかゼストを飾る。マラスキーノチェリーを飾る。
バリエーション
- スコッチ・オールド・ファッションド[5]
- ウイスキーをスコッチ・ウイスキーにかえる。
- ラム・オールド・ファッションド[5]
- ウイスキーをラム酒にかえる。
逸話
- 伝説の相場師として知られる投機家、ジェシー・リバモアが生前、好んで飲んでいた[要出典]。
- 1935年公開のミュージカル映画『カジノ・ド・巴里(英語版)』では主演のアル・ジョルソンが「素晴らしい古風なコクテール(An Old Fashioned Cocktail with an Old Fashioned Girl」という劇中歌を歌っている[6]。
出典
- ^ a b 桑名 伸佐 監修 『カクテル・パーフェクトブック』p.238 日本文芸社 2006年2月25日発行 ISBN 978-4-537-20423-0
- ^ YYT project 編 『おうちでカクテル』p.161 池田書店 2007年2月20日発行 ISBN 978-4-262-12918-1
- ^ 稲 保幸 著 『色でひけるカクテル』p.126 大泉書店 2003年12月18日発行 ISBN 4-278-03752-X
- ^ “Old Fashioned” (英語). 国際バーテンダー協会. 2022年10月24日閲覧。
- ^ a b 吉田芳二郎『洋酒入門』保育社、1992年、63頁。ISBN 9784586508280。
- ^ デイヴ・ブルーム、鈴木隆行『ウイスキーバイブル: 本当のたのしみ方を知りたくなったら、この本からはじめよう』日本文芸社、2018年、231頁。ISBN 978-4537215946。
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、オールド・ファッションドに関連するカテゴリがあります。
国際バーテンダー協会公認カクテル | |
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忘れられないもの The Unforgettables | |
現代の古典 Contemporary Classics |
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新時代の飲み物 New Era Drinks |
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参照 | |
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