高知テレメッセージ

高知テレメッセージ(こうちテレメッセージ)は、かつて1980年代後半から1990年代にかけて高知をサービスエリアとしてポケットベルなどの事業を行っていた企業。

概要

当時はテレメの通称で知られ、1990年代中盤の爆発的なポケベル人気の中でNTTドコモと並んで加入者を急増させたが、その後ポケベル人気の中核をなしていた高校生から20代前半の若者らが携帯電話PHSに急速に移行したことから基地局などの通信設備が過剰となり、その減価償却などに苦しむこととなった。

沿革

  • 1989年
    • 9月12日 設立[1]
    • 12月13日 事業申請、無線局免許申請[2]
  • 1990年
    • 3月2日 第一種通信事業許可[3]
    • 7月1日 開業[4]
    • 9月18日 本店を高知市本町三丁目2番15号から同市東雲町3番10号に移転
  • 2000年
    • 6月14日 解散を定時株主総会で決議[5]
    • 9月8日 高知地方裁判所の命令により特別清算開始
  • 2001年2月14日 高知地方裁判所の特別清算終結の決定が確定し会社は消滅

通信端末

詳細はテレメッセージ内の通信端末を参照のこと。

宣伝活動など

イメージキャラクター

脚注

  1. ^ 「ポケベル新会社 四国四県出揃う 「徳島テレメッセージ」発足 6月(来年)から業務 初年度シェア20%見込む」『電波新聞』1989年10月11日第16面
  2. ^ 「ポケベル免許申請 高知テレメッセージ」『電波新聞』1989年12月16日第16面
  3. ^ 『情報通信ハンドブック 1993年版』 情報通信総合研究所、1992年、304頁
  4. ^ 「高知テレメッセージ スタート好調 十日間で二七一三台の契約 二年度末八千台めざす」『電波新聞』1990年8月8日第15面
  5. ^ 平成12年7月14日官報第2912号 会社その他の公告 解散公告(第一回)

関連項目

北海道東北
関東
甲信越
東海中部
北陸
近畿
中国
四国
九州沖縄
カテゴリ カテゴリ