1959年のル・マン24時間レース
1959年のル・マン24時間レース | |||
前年: | 1958 | 翌年: | 1960 |
1959年のル・マン24時間レース(24 Heures du Mans 1959 )は、27回目[1]のル・マン24時間レースであり、1959年6月20日から6月21日にかけてフランスのサルト・サーキットで行われた。
概要
出走したのは53台[2][1]。イギリス車の出場が多く7種19台がエントリーした[3]。
アストンマーティンから出場していたスターリング・モス/ジャック・フェアマン(Jack Fairman )組[3]は4号車のDBR1[3]、シャシナンバーDBR1/3[3]、エンジンナンバーRB6/300/1[3]に乗って出場し、モスが1周目フェラーリを従えトップを走った[3]が、飛ばしすぎたのかエンジントラブルを起こしてリタイアした[3]。
代わりにトップに立ったのはキャロル・シェルビー/ロイ・サルヴァドーリ(Roy Salvadori )組[3][2]のアストンマーティン[2]・DBR1[1]、5号車[3]、シャシナンバーDBR1/2[3]、エンジンナンバーRB6/300/6[3]であったが、夜間に奇妙な振動に悩まされ[3]てピットインを余儀なくされ[3]、一時フィル・ヒル/オリヴィエ・ジャンドビアン(Olivier Gendebien )組[3]のフェラーリ・250TR59、14号車にトップを明け渡した。
完走は13台[2][1]。
キャロル・シェルビー/ロイ・サルヴァドーリ組[3][2]のアストンマーティン[2]・DBR1[1]、5号車[3]、シャシナンバーDBR1/2[3]、エンジンナンバーRB6/300/6[3]が24時間で4347.900km[2][1][3]を平均速度181.163km/h[1][3]で走って優勝した。これは2023年現在に至るまで唯一のアストンマーティンの優勝[3]になっている。2位もモーリス・トランティニアン/ポール・フレール組[3]のアストンマーティン・DBR1の6号車[3]、シャシナンバーDBR1/4[3]、エンジンナンバーRB6/300/4[3]で、予備車であったにもかかわらず[3]24時間で4337.559km[3]を平均速度180.752km/h[3]で走った。
順位 | クラス | 号車 | チーム | ドライバー | シャシ | エンジン | 周回数 |
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1 | S 3.0 | 5 | デイビッド・ブラウン |
| アストンマーティン・DBR1[4]/300 | アストンマーティン 2,992cc[4]直列6気筒[4] | 323 |
2 | S 3.0 | 6 | デイビッド・ブラウン | アストンマーティン・DBR1[4]/300 | アストンマーティン 2,992cc[4]直列6気筒[4] | 322 | |
3 | GT 3.0 | 11 | Equipe Nationale Belge |
| フェラーリ・250GT LWBクーペ | フェラーリ 3.0リットルV型12気筒 | 297 |
4 | GT 3.0 | 18 | NART |
| フェラーリ・250GTベルリネッタ | フェラーリ 3.0リットルV型12気筒 | 296 |
5 | GT 3.0 | 16 |
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| フェラーリ・250GTカルフォルニア | フェラーリ 3.0リットルV型12気筒 | 294 |
6 | GT 3.0 | 20 | リノ・ファイエン |
| フェラーリ・250GTベルリネッタ | フェラーリ 3.0リットルV型12気筒 | 293 |
7 | GT 2.0 | 29[3] | ラッド・レーシング |
| ACカーズ・エース[3] | ブリストル[3] 1,971cc[4]直列6気筒[4] | 273 |
8 | GT 1.5 | 41 | ウィリアム・S・フロスト |
| ロータス・エリート[4]Mk14 | コヴェントリー・クライマックス 1,221cc[4]直列4気筒[4] | 270 |
9 | GT 750 | 46 | DB |
| DB・HBR4 | パナール 0.7リットル水平対向2気筒 | 258 |
10 | GT 1.5 | 42 | Border Reivers |
| ロータス・エリート[4]Mk14 | コヴェントリー・クライマックス 1,221cc[4]直列4気筒[4] | 257 |
11 | GT 750 | 45 | DB |
| DB・HBR4 | パナール 0.7リットル水平対向2気筒 | 247 |
12 | GT 750 | 44 | Sture Nottorp |
| サーブ・93スポーツ | サーブ 0.7リットル直列3気筒2ストローク | 232 |
出典
- ^ a b c d e f g 『ルマン 伝統と日本チームの戦い』p.223「資料1」。
- ^ a b c d e f g 『ル・マン 偉大なる草レースの挑戦者たち』pp.298-303。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag 『ル・マンの英国車』pp.74-79「1959」。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『ル・マンの英国車』p.143。
参考文献
- 『ルマン 伝統と日本チームの戦い』グランプリ出版 ISBN 4-87687-161-2
- ドミニク・パスカル著、日沖宗弘訳『ル・マンの英国車』ネコ・パブリッシング ISBN 4-87366-068-8
- 黒井尚志『ル・マン 偉大なる草レースの挑戦者たち』集英社 ISBN 4-08-780158-6
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