トロ・ロッソ STR11 (Toro Rosso STR11) は、スクーデリア・トロ・ロッソが2016年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カーである。
概要
2016年2月22日、バルセロナの合同テストにて初披露。前年、兄チームのレッドブルがルノー製パワーユニット(以下、PUと略す)の性能の低さに業を煮やし関係が悪化した影響を受け、フェラーリの2015年型PU(060)を使用することになった[1]。PUの決定が2015年12月5日と遅れたため、週7日、1日24時間体制のシフトを組む突貫工事[2]で合同テストに間に合わせた。ルノーより長いフェラーリのPUに合わせるため、前年のSTR10に比べロングホイールベース化している[3]。
2016年シーズン
シーズン序盤は前年同様、マックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツの若手コンビとなったが、第5戦スペインGPからフェルスタッペンがレッドブルに昇格し、ダニール・クビアトが降格する形で2年ぶりに復帰した。同GPでクビアトがファステストラップを記録した。前半戦はコンスタントに入賞を重ねていったが、後半戦は入賞が激減し尻すぼみな結果に終わった。
スペック
[4]
- エンジン フェラーリ 060 V6ターボ
- 排気量 1,600cc
- 最高回転数 15,000rpm(レギュレーションで規定)
- バルブ数 24
- 角度 90度
記録
脚注
ウィキメディア・コモンズには、トロ・ロッソ STR11に関連するカテゴリがあります。
[脚注の使い方]
- ^ “トロ・ロッソ、2016年にフェラーリの2015年型エンジン使用を正式発表”. F1-Gate.com (2015年12月5日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “トロ・ロッソ、STR11を初テストまで24時間体制で準備”. F1-Gate.com (2015年12月11日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ “トロ・ロッソ STR11、ロングホイールベース化でフェラーリエンジンに対応”. F1-Gate.com (2016年1月5日). 2016年8月26日閲覧。
- ^ "STR11". Scuderia Toro Rosso. 2016年12月31日閲覧。
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